簿記2級合格までの記録 その11 - 収益/費用の繰延べ
勉強時間 18時間 / 累計 73時間
工業簿記テキストを完了し、ここ数日は2級の過去問に費やした。
結果は以下の通りボロボロ・・・(カッコ内は商業簿記/工業簿記)。
回数 | 日付 | 点数 |
---|---|---|
第134回 | 10/23 | 56 (42/14) |
第135回 | 10/21 | 68 (44/24) |
第136回 | 10/21 | 52 (36/16) |
第137回 | 10/20 | 68 (44/24) |
第138回 | 10/18 | 54 (46/8) |
第139回 | 10/18 | 48 (14/34) |
平均 | 58 (38/20) |
点数の分布から判断すると、商業簿記も合格点(7割)に達していないが、工業簿記が輪をかけて低得点となっている。特に第138回の8点・・・。何とかせねば。
商業簿記については解答を見ればしっくりくることが多く、ケアレスミスをなくし、(一度やったけど)頭に定着していない仕訳を叩き込むことで合格点に達すると思う。
工業簿記は問題を見ても手が止まることが多く、考え方が吸収出来ていないことを実感する。テキストの練習問題を解いているときはフムフムとスムーズに解けていたのに、工業簿記で詰まるとはこういうことなのか・・・。標準原価計算の製造間接費差異分析が肝だと考えられるので、この項目はもう一度やり直した方が良さそう。
・収益/費用の繰延べ
決算整理仕訳の問題で収益/費用を繰延べるとき、毎年受け取っている収益/支払っている費用の処理についてモヤモヤが晴れたのでメモ。
<通常の繰延べ>
ex. 7月1日に向こう1年分の家賃600,000円を支払った。会計期間は4月1日から翌年3月31日とする。決算日の仕訳をしなさい。
繰延べ:当期に支払った費用のうち、(決算日時点で未だ経過していない)次期分を前払○○に振り替える仕訳。繰延べた費用は、翌期首に再振替仕訳を行う。
未だ経過していないのは4月1日~6月30日の3ヶ月間なので、
600,000 x 3/12 = 150,000
これを前払い費用に振り替える。
通常の繰延べは、②のみでok。
<毎年支払っている場合の繰延べ>
ex. 精算表の支払家賃は1,020,000円である。家賃は毎年9月1日に向こう1年分を一括して払っている。 会計期間は4月1日から翌年3月31日とする。決算日の仕訳をしなさい。
毎年払っている場合も仕訳は同様。家賃の絶対額が記載されていないため、1ヶ月分の家賃をx円として式を立ててみる。
決算日の段階で精算表(あるいは残高試算表)に記載されている支払家賃の金額は、当期首に再振替仕訳を行った5x円と、支払時の1年分の家賃12x円を足したものとなる。一次方程式を解くと1ヶ月分の家賃は60,000円であり、これを代入して前払家賃は300,000円と求まる。
この計算を一つの式で表すと
1,020,000 x 5/(5+12) = 300,000
となる。通常の繰延べでは分母は12であったが、分母はこのように(5+12)となることが分かる。
収益を受け取る場合もまったく同様の考え方で整理できる。
以上